2003-08-01から1ヶ月間の記事一覧

京極夏彦『陰摩羅鬼の瑕』 ISBN:4061822934

どうも作中人物がほとんど実在の人物をもしたものであるらしいのだけれども、主要な登場人物の内の一人が現実世界でお亡くなりになってしまったらしく、生とは、死とは、をめぐる比較的ナイーブなお話に終始しているのはそのせいなのかもしれないし、刊行が…

『シカゴ』

『All That Jazz』をみて、ボブ・フォッシーに傾倒してみたりー。世の中も(裁判も)結局のところは、ショービジネスなんだよ。というのが映画のいいたいことらしーが、ストーリーはさておき、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの存在感は圧倒的(単に顔がこのみ…

酒見賢一『語り手の事情』 ISBN:4167656108

何でかこれをエッセイだと思っていたのだけれども、メタフィクション。もっとも著者はそれを否定しているけれども。しかしながら、メタフィクションではありません。恋愛小説です。というのはやはりおかしい。メタフィクションであり恋愛小説だと思う。物語…