森鴎外 『うたかたの記』『文づかひ』 ISBN:4480029214

tokunai2003-10-20


苦労しつつ読み終わる。古文の助動詞は、覚えているようでいて忘れている。いけない。というか、この程度でそういう発言が出てくるのも又いけない。『文づかひ』は、あきらかに『舞姫』とセットで読まれるべきで、それはとってもあからさまなので、高校の国語の教科書に『舞姫』だけをのせるのは片手落ち。日本はいつまでたっても普請中、との声が聞こえてくるようだ。『うたかたの記』は、前後ニ作の対比のあからさまさからすると少し異質。で、もう少し勉強しないとよく分からない。と、ただ普通の感想を書くのってとっても芸がないような気がしてくる。